あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
お正月休みは5日までの人も多いと思いますが、昔に比べてお正月の意味合いは大きく変化してきました。
そもそもお正月の由来ですが、日本の伝統的な行事である「年神様(としがみさま)」を迎える習わしに根付いています。年神様は、新しい年の豊作や家族の健康、幸福をもたらす神様とされ、日本では新年にこの神様が各家庭に訪れると信じられてきました。そのため、お正月は年神様を迎え入れ、感謝や祈りを捧げる特別な時間として始まったのです。
お正月の習慣は、古代中国の影響を受けつつ、日本独自の文化として発展しました。平安時代には宮中で正月行事が盛んに行われるようになり、やがて武家や庶民の間にも広まりました。年の始まりに年神様を迎えることで、新しい一年の無病息災や繁栄を願う風習が定着していきました。
鏡餅を飾る習わしは、年神様への供え物として始まりました。また、門松を立てるのは神様が迷わず家に訪れるための目印とされています。これらの風習は、年神様を迎える心の準備として大切にされています。おせち料理やお年玉なども、お正月ならではの習慣として続けられていますが、それぞれには家族の健康や子供の成長を願う意味が込められています。
お正月は、単なる年の始まりではなく、年神様とともに新しい一年の幸福を願う神聖な行事として、日本の文化に深く根付いています。
今年も皆様にとって良い年でありますように。
株式会社ASAP
及川知也
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